≪ 第1,2カリキュラムの事後学習 ≫
2024.04.09.
研修、おつかれさまでした。
気づきのテーマパークはいかがでしたか?
新入社員としてよい影響力を発揮し、以て先輩や上司の教える力を増幅し、新社会人としての好ましいスタートダッシュを決めてください。
しかしそれは、怒られないようにするためのものではありません。もちろん自分が楽をするためのものでもありません。それは自分の仕事能力を高めるためのものであり、仕事を通じた人格形成を促進するためのものです。そう。世の中になくてはならない、求められる人財になっていくためのものなのです。そのために良い修行をさせて貰う力なのです。
当然のことながら、右も左もわからない新入社員としてのお立場から、皆さんはこれから先ふんだんに指導を受けることでしょうし、ときに注意されたり、叱責を受けたり、或いは怒られたりすることもあるでしょう。
しかしそれらが皆さんをいたずらに苦しめたり、ともすると排除したりする方向に暴走しないように、皆さんは周囲のかたがたに影響力を行使していかなくてはいけません。繰り返しになりますが、それは自分を守るというよりも、自分を磨くための力です。そしてときにその力が皆さんを守ることもあるということです。
公私にわたって言えることですが、影響力がないと、他者から影響を受けこそすれ、他者に影響を及ぼすことができないということになります。御幣を恐れずに言えば、それは他者や周囲の心的奴隷になっている状態と言えます。
あなたはそれでいいのでしょうか。
先輩、上司から良質且つ継続的な教える力を引き出し、効果的な成長ができるかどうかは、皆さんの発揮する新入社員としての影響力次第です。
ビジネス世界は人と人とが関わり合って、ぶつかりあって、火花を散らしながら、その散らした火花の分だけ価値を増幅していく世界です。
新入社員時代の先にある中堅社員時代、そしてその先のビジネス世界の実相。その時になって驚愕し、たじろぎ、逃避してしまわないよう、新社会人としての記念すべき門出に合わせて、ビジネス世界で逞しく生き残り、自己実現していくための力=影響力を磨きましょう。
研修日程
第1カリキュラム ・・・ 2024年4月8日(月) 8:30~17:00
第2カリキュラム ・・・ 2024年4月9日(火) 8:30~17:00
事後学習の内容(各種課題)
1.研修レポートの作成、提出(必須)
■提出納期
4月12日(金)17時
■提出先
研修事務局さま
■注意事項
開講前案内動画や研修レポート裏面最下段の要領に従って作成、取り扱ってください。
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2.既習事項の継続的な振り返り学習(推奨)
人間は忘却の動物です。1日あたりの復習範囲を細分化して定めるか、または短くても結構ですから復習時間帯を明確に定め、毎日振り返り学習を実施してください。繰り返しになりますが、人間は弱くて、情けなくて、だらしなくて、放っておけば低い方へと転がっていきやすいどうしようもない生命体です。1回や2回、研修を受講したからといって、人間、そうやすやすとは成長いたしません。既習事項の繰り返しの精査と再概念化、気づきを活かす思い切った行動など、事後の熱心な取り組みが必要です。
どれだけ短い期間であったとしても、最低3ヶ月程度は熱のこもった復習期間を自主設定され、気づきなおし、学びなおし、そして都度ブラッシュアップした再概念化と併せて、日々「できる化」を進めていってくださることを推奨いたします。
成長とは、要はそうした具体的な取り組みを「やるか」「やらないか」にかかっているのです。気づきも、ひらめきも、「なるほど」「そうか」の感嘆詞も、すべからく成長のためのきっかけに過ぎません。自分自身と周囲の人々、そしてその連環延長たる人間(じんかん)の、よりよい成長、進化、発展のために、学びを止めないよう心してください。
還暦の講師自身、日々気づき、学び、行動を整えなし、概念を進化させ、成長し続ける日々であります。共に成長いたしましょう。
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3."新入社員十ヶ条"の再すり込み(すり込み深化/必須)
■納期
第3カリキュラム前日まで
次回第3カリキュラムでは、全条文通しのすり込み確認審査を実施します。もちろん途中で詰まってしまったら、一度審査を打ち切って、改めての出直し審査となります。更に条文全てを一気に諳んじる審査を、2人の審査員から合格認定されなくてはなりません。
問われているのは記憶力ではありません。タスクに対する姿勢です。自己統制力です。人間が「弱くて、情けなくて、だらしのない、放っておいたら低い方へと転がっていきやすいどうしようもない生きもの」であることを素直に受け止め、そうした生きものの一人が自分であることを素直に自覚し、だからこそ愛を以て確かな対策をすることが求められ、それができるスタッフであるかどうかが問われているのです。
しっかりと準備をしてきたのに、「緊張したからできなかった」というのでは話になりません。緊張領域で力が発揮できるのが実力です。緊張領域で力が発揮できるのがプロなのです。プロの新入社員として、実力を磨いてください。
そのためには仕事の合間に、局面に応じた条文を小声で唱え、その通りに実践し、事後それを振り返って成功体験を得ること、または成功体験を得るための気づきを得ることを繰り返していくとよいでしょう。行動の伴った記憶は、すこぶる定着がよいのですから。
また次回研修直前に、研修生の皆さま一人ひとりについて「日々の言動が、新入社員十ヶ条の各条文観点で何点つけられるか」の評価アンケートを実施します。研修当日にそのフィードバックをいたしますが、これへの高評価獲得を励みにして、十ヶ条観点での言動制御に精を出して頂きたく存じます。
次回、緊張領域の中で、すこぶる高い”新入社員らしさ”を発揮され、目を見て、言語明瞭化し、言霊たる声を宿しながら、各条文終わりを笑顔で結ぶ、立て板に水の堂々たる十ヶ条披露を楽しみにいたしております。プロの新入社員になっていてください。
以上