TRAINEE

研修生の皆さまへ

お客さまコード"EKGT23"
「中堅社員研修」

事後学習のご案内

※2023.10.14.
企業組織論設問集GSLⅢの【第2フェーズ】の正答及び根拠解説を加えました。これをご確認頂くことを課題4.として挿入し、従来の課題4.を5.といたしております。


2023.10.13.

研修お疲れさまでした。

「気づきのテーマパーク」はいかがでしたでしょうか。

さて、人間は忘却の動物です。この学びを活かすも殺すも皆さん次第です。皆さんが、自分の生きた時間を大切にしよう、自分の人生の充実と多幸に責任を持とうとするなら、是非、学びを活かしてください。

人間とは弱くて、情けなくて、だらしなくて、放っておけば低い方へ、低い方へと転がっていきやすいどうしようもない生きものです。然るに、たかだか半日程度他者の話を聞いたからと言って、そうやすやすと成長するものではありません。人間はそんなに単純な生き物ではありません。人間は複雑な生き物なのです。そう。だからこそ仕込みと仕上げが重要なのです。

仕込みは事前学習にて、仕上げは事後学習にて実施頂きます。

「やりっぱなしはなにもしないよりまだ悪い」

との教えもあるくらい、仕上げや総括というものは重要なのです。先ずは研修当日の学びをしっかりと精査、そして正しく概念化すべく研修レポートを作成、提出してください。

このことで、気づきと学びの概念化をより確かなものとすることができたら、今度は決意したことをやらずにはいられないよう、また決意した以上、後には引けないようになる仕掛けを講じてください。例えば学びの内容と、故なる新しい行動スタイルを職場で発表なされるとよいでしょう。もちろん、それが職場活性にも、そして部下や配下の指導育成にもつながるのですから。

さて学びの仕上げは研修レポート以外にもございます。振り返り学習です。下記をよくご覧頂き、得心のうえ、納期厳守でお取り組み下さい。皆さんの人間性を更に高めるために。皆さんと、皆さんを囲む周囲の人々の人生に更なる充足と多幸をもたらすために。

研修日程


2023年10月13日(金) 13:00~17:50


事後手続き及び課題


1.研修レポート作成・提出(※必須)

 
作成納期:極力早い時期に作成(記憶が新しいうちは1~2日程度)

課責任者提出納期:10月20日(金)15時 迄

部責任者提出納期:各自で調整

事務局提出納期:10月27日(金)15時 迄


作成及び取り扱い要領はYouTube動画で確認

 ・・・限定公開につき一般検索不可

 ・・・リンク(URL):https://youtu.be/xgXNH48X8PM


【D欄】内容は、今までにない、新たな取り組みであることが基本です。今までと同じようなことの延長線上には、今までと同じような状態があるか、またはマンネリ化によって今よりも堕落した状態が待ち受けています。皆さんの研修レポート【D欄】を再確認してください。万一、これといって目新しいことが謳われていないようであれば、修正してから提出してください。

また、
「心がける」や「意識をする」程度の中学生レベルの対策に終始せず、泥臭く、実践的、言動レベルで対策してください。もちろん、そうであるからには「いつまでに(いつ)、なにを、どれくらい、どうする」が謳われているべきでしょう。

2.研修レポート【D欄】 の着実な実践(※必須)

 
実践時期:研修レポート作成直後から実践

実践は、不言実行ではなく、有言実行で取り組むべきでしょう不言実行は個人の美徳かも知れませんが、組織活性の観点ではイマイチなのです。なにより、そもそも企業活動やビジネス行為は「有言実行」の行動様式が基本なのですから。職場報告で【D欄】について発表することを推奨している意義はそこにあるのです。


3.「組織生成論(機能型~)」テキスト虫食い文章の穴埋め推敲と提出(※必須)


実施時期:研修修了後1週間以内

提出納期:10月20日(金)15時

提出先 :研修事務局



テキスト1-7頁の虫食い穴埋め

先ずは、ご自身がテキストに残したメモを頼りに、自力で穴埋め推敲してください


テキスト8-9頁 図(5)-(7)の模範テキストメモの転記

次に「共同体型組織の成り立ちと価値観」(8-11頁)の穴埋め推敲に役立つよう、未履修部分テキストの図(5)-(7)と、その直下のポイントメモについて、仮に当該部分を履修した場合の模範的なテキストメモが下記に公開されていますので、これを転記し、その意味するところを推察してください。


テキスト8-11頁の虫食い穴埋め

「共同体型組織の成り立ちと価値観」(テキスト8-11頁)については未履修です。しかし皆さんは30年近くも共同体型組織の一員として活動してこられたわけです。そういった意味では"ベテラン"共同体型組織員です。ご自身の共同体型組織員としての経験をもとに、また図(5)-(7)によるヒントを手掛かりに、純粋に、楽しみながら穴埋め推敲してください。


添削指導とアハ体験

納期までに研修事務局さまに提出し、添削指導を受けてください。模範回答ともにフィードバックされますので、アハ体験で脳を活性化、あっていようが、まちがっていようがポジティブに学びとしていってください。

< 図(5)-(7)の模範テキストメモ >


4.企業組織論設問集GSLⅢ「コミュニケーション論」関係設問の模範解答確認(※推奨)

 
推奨実施時期:研修レポートの作成と併せて直ちに


設問集3-4P【第2フェーズ】の問6-10は「コミュニケーション論」関係の設問です。既に聴講によって正答は明白のところと存じます。しかし研修当日に正答紹介、解説を失念しておりました由、念のため下記に紹介させて頂きます。設問集に、赤ペン等で自主添削し、正答と正答根拠を明記しておかれるとよろしいでしょう。成果物の提出は不要です。学びにけじめをつけておかれたい方は自主的にお願いします。

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企業組織論設問集GSLⅢ(模範回答)
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第2フェーズ

(設問)6.コミュニケーションの知的能力が~を説得しやすくなる。

正答:×

根拠:知的能力が高くても、情的能力や、相手の枠組み理解が伴わなければ説得の確率は高まらない。

講義では知的コミュニケーション能力を「プロジェクターの性能」に例え、情的コミュニケーション能力を「相手にスクリーンを張ってもらう力」に例えた。この切り口から説明すれば「いくらプロジェクターの性能がよくても、相手が小さなスクリーンしか用意してくれなかったなら、プロジェクターの性能は活かされない」ということ。

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(設問)7. コミュニケーションは、それ自体が独立した~これに十二分な時間をかけるよう心がけるべきである。

正答:×

根拠:コミュニケーションは重要だが、しかしビジネスにおいては「手段」であり、即ち「独立した重要な職務行為」ではない。「重要な職務行為」を推進、達成するための「手段」なのである。もちろん手段がおろそかになれば、設問文章にある通り「これが不足すると組織内では様々な問題が発生する」ことになる。

しかし推進活動(目的や目標に向かった活動)においては、「手段を最小化し、成果は最大化する」ことが鉄則である。即ち「生産性を高める」のである。

これらよって設問文章は、コミュニケーションを手段として捉えていないと判断され、この文章が誤りであると導かれることになる。このような価値観の集団ではミーティングや会議、お喋りの時間が多くなり、本業そのものの時間が不足していくものである。

ではコミュニケーションの時間を少なくしても、成果が落ちないようにするためにはどうしたらよいのか。それはコミュニケーションの「質」を高めることである。そしてコミュニケーションの質を高めるためには、コミュニケーションを科学できていなければならない。コミュニケーションを構造として捉え、自分のコミュニケーション能力のどの部分に弱みがあり、どこをどう改善すれば自分のコミュニケーション全体の精度が高まるのかを理解しておくということだ。研修で学んだことがらが、まさにその「コミュニケーションの科学」のための基礎理論となる。

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(設問)8.業務遂行においては思考と感情を~冷静且つ論理的なコミュニケーションを心掛けるべきである。

正答:×

根拠:相手の主張に激高して、激高した感情のままに口撃をするようなことがあってはいけない。これは感情の暴走だ。

しかし人間は感情で動く生きものである。相手の感情が、こちらが企図する方向へ昂るからこそ、相手は協力、協働してくれるのである。もちろん「こちらが企図する方向」が、正しい方向でなくてはならないが、これは「目標達成管理論」の範疇となるのでここでは割愛する。

重要なことを訴えるときには、重要なことをより重要なものとして相手に伝える情的コミュニケーション力が欠かせない。重要なことを伝えるのに相応しい声の大小、強弱、トーン、間、視線や目の輝き、表情、身ぶり手振り等である。

これらが伴わずして、どうして重要なことが重要なこととして相手に伝わろうか。ロボットのように無味乾燥な喋りでは、重要なことが重要なこととして伝わる可能性は低い。情的要素を廃して「わ・れ・わ・れ・は・う・ちゅ・う・じ・ん・だ・こ・れ・か・ら・ち・きゅ・う・を・せ・い・ふ・く・す・る」などとやっても、誰も恐怖を感じないのである。

映画では恐ろしいことが起こっているのに、恐ろしさを感じさせない滑稽さを皮肉たっぷりに描いているわけだが、ひょっとすると私たちの日常生活や日常業務にも、そうした滑稽さと故なる集団としての危機感の欠如、対処不足、目標達成意欲の減退があるのかも知れない。

また相手を褒めるとき、労うとき、感謝するとき、支援しようとするときも、情的コミュニケーション力が非常に大きな役割を果たすことは言うまでもない。重要は情的な部分をそぎ落とすのではなく、情的な部分(情的コミュニケーション力)を適切に使用することである。

感情が暴走してしまう人に対して「感情的になるのはよくない」と伝える場合、その「感情的」とは「感情の暴走」を限定的に指していることをよくよく理解することである。「感情的になるのはよくないから、感情を廃して会話しよう」と考えるのは浅知恵であり、不毛なのだ。

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(設問)9.上司と部下との間で「相互理解の欠如」が~相手に正確に伝わっていないからである。

正答:×

根拠:「職場事情や顧客情報を含めた業務遂行上の事実が相手に正確に伝わっていない」ことと、『上司と部下との間で相互理解の欠如が生じる』ことは、別に論じるべきである。

本質的な解釈としては『上司と部下との間で相互理解の欠如が生じる』のは、そのものずばり「相手を知ろうとしていない」か「相手を知ったつもりになって誤解している」かのどちらかである。お互いに相手を正しく知れば「相互理解」が進むのはあたり前である。

敢えて言えば、相互理解が促進すれば、業務遂行上の事実もより正確に伝わりやすくなる。相手がなにを重要視しているのか、相手が気にかけていることはなにか。相手の仕事スタイルはどのようなものか。相手の性格は。相手の仕事上の信念は。相手の立場。相手は顧客や上司からなにを求められたり期待されたりしているのか。相手の現状(困りごとや余裕の度合い)は。・・・などなど相手の枠組理解が促進すれば、人間関係がこじれてさえいなければ、また互いに善良であれば、自ずと相手の望む情報を提供し合える筈なのだから。つまり相手が業務遂行上の事実を認識するに足る情報を提供し合えるということだ。

そうした相手の背景を一切無視して、自分の一方的な「たぶんこれを伝えたら理解するだろう」「普通これを伝えたら協力してくれるだろう」というような感覚でやりとりをしていると、「理解してくれていた筈なのに」「協力してくるんじゃなかったの」などという齟齬が生じやすくなる。自分は理解しても相手の枠組にしてみれば、理解に足る情報ではなかったということである。自分が協力を期待できても相手の枠組にしてみれば、協力を決意するに足る情報ではなかったということなのである。

「なんでわかってくれないの」と子供じみた心情で憤懣やるかたない人は、自分自身に問わなければならない。「なんで相手(の枠組)をもっと知ろうとしないの」と。

設問文章の「職場事情や顧客情報を含めた業務遂行上の事実が相手に正確に伝わっていない」こと自体が、実は相手の枠組理解の不足によるところが大きいのである。相手がこれらを理解するために必要としている情報と、実際に伝え手が提供する情報の量、質、速さ、また切り口などの観点で誤差が生じているのだ。

コミュニケーションは相手ありきである。相手がなにをもって業務遂行上の事実を把握するのかは、一般的な共通項があるものの、個別具体的には相手の枠組次第なのだ。

つまり相手の枠組理解の不足が、相互理解の欠如を生じさせ、だからこそ業務遂行上の事実が伝わりにくいということだ。

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(設問)10.業務上の会話であっても~などを考慮に入れながらすべきである。

正答:〇

根拠:「仕事とプライベートは別」とステレオタイプに訴える人が多い昨今だが、確かに仕事とプライベートは場所も別、時間も別、ルールも別、成果に至る行動様式も別である。しかし仕事とプライベートは表裏一体であり、相互に強く影響を及ぼし合っているものである。

仕事で大きな問題に直面していたら、家に帰っては家族との会話もそぞろになるだろうし、週末に家族と過ごす時間も心の底から楽しめないだろう。逆に過程に問題を抱えていたら、そのことが気になって仕事に身が入らないなどということもある。

「切り替えができていない」と一刀両断にするのは簡単だが、しかし仕事をしているのは人間であり、機械ではない。スイッチ一つでONとOFFが切り替わるわけではないのだ。然るに「極力切り替えられる方向に心をコントロールする方法が重要」であり、それを「自分で見い出しなさい」とするのが「上手に切り替えようよ」云々の話である。

閑話休題。

「今日、今から誰かに残業をして貰わなければならない」そんなとき、親の介護で大変な思いをしている人に依頼するだろうか。

初めての彼女ができて、昼休みに「今日がその初デートなんだ」と浮かれていた若者に依頼するだろうか。

「大きなプロジェクトがあって、誰かをそのメンバーに選出しなければならない」というとき、「人生、可もなく不可もなく」を信条としている人に打診するだろうか。

「仕事と自分の人生は全くの別もの。仕事は金を稼ぐためだけの手段」という信条の人に打診するだろうか。

「勉強嫌いで学校卒業以来ろくに本も読んでいない。新聞も読まない。ネットニュースのエンタメ以外、ニュースも見ない。文章を書かせたら誤字脱字だらけ」という人と会話をするときに、難しい単語や言い回しをするだろうか。

いくら再発防止のためだとはいえ、繊細で受け止め方が過敏、心の病を患いかけていることが明らかな人に、執拗で攻撃的、追い詰めるような叱責を長時間続けるだろうか。

そのようなことはしない。相手の枠組に応じて対処、対応、会話するものである。

ポジティブな局面でも然り。どうしたら前向きになれるか。どうしたら目標達成のために燃えて自律的な工夫、トライ&エラーを繰り返せるようになるか。どうしたらこのルールを徹底して貰えるか。どうしたら職場の問題解決に前のめりな関与を引き出せるのか。それらは相手の枠組にヒントがあって、それらヒントをどう活用して会話できるかが鍵である。


公私混同することと、枠組みを理解し、それを踏まえて配慮したり、効果を考えたりすることは別の話である。思慮が浅く、相手の枠組に無関心な人は、その理由を「仕事とプライベートは別だから」と断じてしまったりする。しかしこれでは組織の中で一方的、独善的な仕事をするようになりがちで、周囲とうまくやっていくのは難しい。


5.既習事項の復習と補完学習(※推奨)

 
実施時期:研修レポートの作成と併せて直ちに


人間は忘却の動物です。1日あたりの復習範囲を細分化して定め、毎日振り返り学習を行ってください。繰り返しになりますが、1回や2回、研修を受講したからといって、人間はそうやすやすと成長いたしません。気づきを活かす思い切った行動や、既習事項の繰り返しの精査と再概念化など、事後の熱心な取り組みが必要です。

どれだけ短い期間であったとしても、最低3ヶ月程度は熱のこもった復習期間を自主設定され、気づきなおし、学びなおし、そして都度ブラッシュアップした再概念化と併せて、日々「できる化」を進めていってください。

成長は、要はそうした具体的な取り組みを「やるか」「やらないか」にかかっています。気づきも、ひらめきも、「なるほど」「そうか」の感嘆詞も、すべからく成長のためのきっかけに過ぎません。自分自身と周囲の人々、そしてその連環の延長たる人間(じんかん)の、よりよい成長、進化、発展のため、学びを止めないよう心してください。

還暦の講師自身、日々気づき、学び、行動を整えなし、概念を進化させ、成長し続ける日々であります。
共に成長いたしましょう

以上

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